我を抑えるとは…

我を抑えることは、

思いのほか難しい。

 

自分を後ろにおいて、

人のために尽くせる人は美しいと思う。

でも、それを出来るかというと、

なかなかできない。

どうしても、我が前に出てしまうのだ。

 

良い人になるというのはどういうことなのだろうか。

人の期待に応えるのが良い人なのだろうか。

 

利用されてしまっている良い人を見ると、

都合の良い人になってしまっているのではないかと心配になる。

それでも、だますよりはだまされる方がいいと、

そういう人は笑うのだ。

 

強いなあと思う。

そんな強さを持てるなら、

いろんな悩みも流せるのかもしれない。

 

でも、そういう人でもたくさんの悩みを抱えているから、

結局人は公平なのかもしれないともおもう。

 

決まった時間を生きて、

そのなかでどれだけ充実したときを過ごせるのかが勝負だとするなら、

余分なことをしている余裕はない。

人生は短いのだ。

 

人は頑張って生きても、たかだか100年だ。

子供のころは、1年がとても長い気がしていたが、

今となっては、30年でもあっという間だった。

 

これからはさらに時が加速していくだろう。

人生の終焉に向かって、

悔いのないように毎日を過ごさなくてはもったいない。

 

まよいながら、

さまよいながら、

毎日を選択して生きていく。

 

そこに後悔は残したくないと思う。